キュー様のおこぼれを頂戴するニッキ
満足して熟睡するキュー様と、見守っているつもりのニッキ
甲子園の高校野球準々決勝。常総学院のエースピッチャーが、9回に軽い熱中症の症状で降板を余儀なくされ、チームは逆転負けとなってしまった(記事)。これに、「キラキラ光る悔し涙と汗、嗚呼、青春!」などと、枝豆を摘んでビールでも飲みながら、感動して済む大人がいるとしたら、それはどういった人間なのだろうか?やはり、この暑さの中、タイトなスケジュールで、9回投げ切らねばならないというのは、もともとが無理があり、今後さらに深刻な事態を予想し、競技とは無関係な我慢大会にならぬように、野球の実力を発揮出来る環境を用意するのが、大人の良識だろう。・・・ま、あの高野連に期待するだけ無駄か。
野球は、攻撃中にバッターか出塁していない限り、日陰で休めるし、守備の時も終始体を酷使するのは、バッテリーくらいで、特にピッチャーは過酷だ。常識的な発想なら、7回くらいに縮めて、未成年で成長段階にあるピッチャーの消耗を抑えるべきだが、未だにそれもしない。理由は、昔から9回でやってた、に過ぎまい。まったく愚かで、無責任で教育者などとは逆立ちしても言えぬ脳みそが硬直化したゴロツキどもである。
高校の野球大会は、選手だけでなく応援する生徒たちも巻き込んでいる。吹奏楽部など、炎天下に、実に危険な部活動を強制されている。すでに応援中に熱中症になる生徒は頻繁に発生しているはずだが、それは自己責任で済むのだろうか?さらには、真夏のスポーツを当然とする風潮を、ただでさえバカが多い、高校レベルのスポーツ指導者に誤解を与えている。先日、真夏の京都の正午近くの炎天下でアメフトの練習試合などして、攻守フル出場させて、生徒を熱中症で死なせてしまったが、これなども、高校のスポーツ指導者に夏のスポーツにおける熱中症への危機感が欠如している表れだろう。いい加減に、スポーツ指導にはスポーツ科学の知識、社会常識を含む『頭』が必要で、スポーツマネジメントにも、それ専用の知識、社会常識を含む『頭』が必要だと、気づく人が、スポーツ界に増えて頂きたいものだ。
それはともかく、キュー様の、寝姿は可愛らしい。横の、茶色いのは、あまり可愛くない。
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