とは言え、頭が大きければ賢いわけではない代表、エロおやじアト
文鳥の頭の良さについて疑念を持つ人は、小鳥は脳も小さいから、頭が良くないに違いない、という思い込みをしているのかもしれない。しかし、脳の大きさで賢さは測れず、まして体が大きければ大きいほど、知能とは無関係な部分の脳も大きくなるので、大きさだけでは判断できない。
大きさに左右されず、その生き物が持つ脳の割合を示す指標として、脳化指数というものが考え出されている。体重に占める脳の質量の比率を基礎にしたものだが、それで見ると、ヒト0.86、イルカ0.64、チンパンジー0.3、ゾウ0.22、カラス0.16、イヌ0.14、スズメ0.12、ネコ0.12、ウマ0.10、ウシ0.06、ブタ0.05、ニワトリ0.03、となるそうだ。
この数値は、個人的な感覚と、さほど矛盾しない。文鳥はスズメと同等かそれ以上と思われるので、ネコ並みかそれ以上、犬に匹敵する賢さと考えても、的外れとは言えないわけだ。一方、「3歩で忘れるトリ頭」のトリは鶏であって鳥ではない、と何度も指摘している点も、これで説明するとわかりやすそうだ。何しろ、ニワトリの指数は、スズメの4分の1に留まっており、それを同等とするなら、ゾウとウシを同一視して笑わねばならない(念のため断っておくが、賢い方が優れているわけではない)。
話、ガラっと変わって、東浦和に十万石まんじゅうのお店があるのに気づいたので、事のついでに買ってきた。駅から少し離れたところにある綺麗なお店で、店員さんの接客は実に丁寧であった。
十万石まんじゅうと言うのは、ローカル局のテレビ埼玉で頻繁にCMが流れ、埼玉県民にはよく知られた存在らしい。CM曰く「(尺八の音)風が語りかけます。うまい、うますぎる・・・。十万石まんじゅう。埼玉銘菓、十万石まんじゅう!」。これだけなのだが、「うまい、うますぎる」と聞けば、小豆のあんこは苦手でも、ちょっと食べてみたくなるではないか。
買ってからお店のサイトをじっくり読んだら、棟方志功に「うまい。行田名物にしておくには、うますぎる」と言われたといのことであった。「行田名物にしては」を省きやがったのか・・・、と思いつつ食べた。・・・小ぶりで、あんこが甘すぎず上品なので、お茶うけにふさわしいまんじゅうだ。つまり、あんこが苦手でも何とか食える。特徴的なのは、あんを包む皮の方で、わずかながらしっかりと山芋の味わいがする点だろう。
川口銘菓のふくみちゃんとともに、埼玉銘菓の十万石まんじゅう、お使い物リストに入れておこう。
十万石まんじゅう
ついでに、さきたま古墳群に由来する『はにわさぶれ』
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