オーチャードグラスを貪るトミ
やはり、ケコは3個産卵していた。また、換羽後すぐに産卵モードに切り替わったらしいクリは、すでに6個産み抱卵中だ。そして、トミも、今夜やたらと食べまくっていたので、産卵するつもりかもしれない。
文鳥は、本来、季節変化がほとんどない熱帯地域の生き物なので、換羽している時以外は、繁殖が可能な状態にあって不思議はない。ところが、日本では、夏に繁殖をしないことになっている。気温や日照時間の長さは、日本の夏の方が、先祖の故郷であるインドネシアの環境に近いはずなのに、なぜ、真逆の真冬は繁殖を続けるのに、夏は繁殖しないのだろうか?
わからないので、何となく日本の四季に適応した、とお茶を濁すことにしているが、それを具体的に考えるなら、おそらく文鳥という生き物は、繁殖はいつでも可で、一方換羽は、故郷の環境に近い方が(本能的に)望まれるのだろう、と思う。つまり、季節変化で産卵期に移行するのではなく、おそらく、日の出が早くなり日照時間が長くなるという季節変化を(本能的に)感じ取って換羽に移行し、その後は世界的にも蒸し暑い日本の夏を避け、涼しくなってから産卵をし始めるのだろうと思う(日長の変化だけで、繁殖期に切り替わるわけではないと考えるようになった)。
とすれば、換羽が終わり、夏バテしなければ、産卵して不思議はなく、実際、家庭での飼育では、真夏の産卵も珍しくなくなっているようだ(大規模繁殖の飼育環境は、当然ながら、一般家庭の環境より過酷)。
・・・それは良いとして、換羽しそうでせずに産卵を断続的に継続させる、ケコという生き物は何だろう?やはり、文鳥外生命体なのではないかと、思えてくる。
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