羽がそろいますように・・・

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羽そろわぬケコンドルさん

 若3羽はヒナ換羽中、おとなたちにも換羽がちらほら始まっており、そして、ケコンドルは禿げたまま・・・。天気が良いので、川口市芝の羽盡神社にお参りに行った。
 御祭神は羽盡大明神、盡は「ことごとく」と読んで全部という意味なので、全部羽の神様・・・。読みは「ハゾロ」だが、元々の読みは「波曽呂比(ハゾロヒ)」、これは「羽揃い」とも解せるので、羽が生えそろうように、換羽の願掛けをするには、これ以上は求め難い神様と言えよう。
 「換羽が順調でありますように・・・。ケコンドルが普通の文鳥に戻りますように・・・。神様、仏様、ハゾロイ大明神様・・・」

※ 看板屋さんに渡す手書きの原稿がいい加減だと、とんでもない間違いが起きる。私が、以前、実際に見た例としては、駅(保土ヶ谷駅)のホーム前の線路にある看板で、「1!両」とあった。11両に決まっているのだが、汚れやカスレではなく、思い切り「!」なのである。他にも、画数の多い字だと、この世に存在しない字に変身することもある。まして、古文書の扱いを知らない人は、読み下すことも意味も分からないのが当たり前なので、文章を活字化してもらう際は、発注する側が十分気を配らねばならない。
 ↓はハゾロヒ大明神様の境内にある銅鏡の案内板だが、この短文に誤字が5つ!しかも、肝心な神号の読みの順序を間違い、さらに、原文には存在しない無意味な空白を、ところどころ存在させ、まったくの謎文章となってしまっている。作成当時、教育委員会か何かのいい加減な職員が、市史を片手間に書き写して、看板屋さんに渡し、その後一度も校正しなかった結果ではないかと勘ぐってしまう。公務員の仕業なら、文化財の破損行為で、ずいぶんな税金ドロボーだと思う。

川口市芝の羽盡神社
羽盡神社のたたずまい
間違いだらけの案内板
間違いを多く含んでしまった案内板

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