ひな祭りと中二病

孵化約3ヶ月のヒナ文鳥たち(ガイ・ソウ・テイ)
我が家のおヒナ様たち(ガイ・ソウ・テイ?)

 今日は桃の節句ひな祭り。我が家のおヒナ様たちは、今日も素直でかわいらしかった。

 一方堕天使のミョー。相変わらず飼い主に寄り付かず、ではおとなしいのかと言えばさにあらずで、上方のツボ巣をひっくり返すような悪事を働いている。ただ、暗中捕獲に慣れたのか、「ギャー!」とは叫ばなくなった。少しは落ち着いてきたものと思いたい。
 ところで、ウィキペディアによれば、「中二病」とは、「中学2年生頃の思春期にありがちな自意識過剰やコンプレックスから発する、一部の言動傾向を揶揄した俗語である。基本的には精神的に不安定になる思春期に成長する自意識と残った幼児性の間で背伸びをするような言動。またそのためにおかしな行動をとってしまうこと」なのだそうだ。ムキになって自説を振り回し、他人から論理的に詰められるとキレてしまうといった傾向を示す人は、特にネットでにおいて大人にも多いわけで、そういった人も年齢とは関係なく、中二病と呼ばれてしまうそうだ。
 何の話かと言えば、ミョーはその中二病ではないかと、ふと思ったのである。11月22日生まれのミョーは、生後3~4ヶ月なので、人間に換算すれば11~12歳。まだ小学6年生なので、少々時期が合わない。これは換算の仕方によるので置くとしても、症状としては神経過敏のビクビク状態なので、少々異なる。しかし、その行動の原因を「自意識過剰」にあると見なせば、同根とも考えられる。
 ・・・文鳥版中二病、ひとりエサからヒナ換羽の頃に現れる神経過敏症状。我が家の前例としては・・・、ラックくらいであろうか。やはりオス。手に乗ってカゴに帰るのを嫌がり、自主帰宅するようになったが、ミョーほど極端ではなかった。神経質の度合いとしては、むしろ、換羽時に妻のクチバシさえ恐れたヤッチに近いものがある。ヤッチもオスだ。オスの方が繊細なのだろう。文鳥も。
 ヤッチなど完全に精神病、それもうつ状態の人間そのものだった。文鳥とは何と精神的な生き物なのかと感心したものである。聞くところでは、抗うつ剤の売人のような精神医もいるらしいが、精神を病んでいるのに物理的な薬だけで治る訳がない。治療には丁寧なカウンセリングが不可欠のはずだが、会話ができない文鳥にそれは無理だから困る。困るが、同じ精神的な生き物だと思うと、実に興味深い。カウンセリングは出来ないので、静かに屈折の成り行きを見守りたい。

中二病経験者?のラック
みかんを食べる文鳥(ラック)

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