親鳥が塩土を食べる理由

塩土を食べる親文鳥(ノコリ)
塩土を食べる「イクメン」のノコリ

 先日来、3羽の子育てに奮闘するノコリとトミが塩土をよく食べるようになっている。それは当然、体が塩分を欲しているための行動で、その行動は欠乏を補うため以外では有り得ない。
 なぜ欠乏するのか?考えてみれば、それも当然のことであった。ヒナたちに与えるエサは親鳥のそのうから吐き戻したものなので、その際そのう液に含まれる電解質としての塩分が失われることになる。ヒナの数が多ければ多いほどそうなる。つまり、塩分などの電解質を補わなければ、嘔吐を繰り返した際に、脱水症状を起こすのと同じことになる。となれば、育雛するヒナが多い時、親鳥たちがボンヤリした感じになるのは、育雛による疲労もあるだろうが、脱水症状に陥っているとも考えられよう。
 といったことを、今更ながらに気づいた。あまりに塩土をよく食べるので、それが給餌に不可欠なのかとチラっと考えた結果だが、勘違いせずに済んだようだ。塩分を親鳥が欲しているのであって、ヒナに特別に鉱物が必要なわけではないはずで、それを過剰に与えれば、むしろ消化不良を招く危険もあるはずなのだ。
 となれば、複数羽育雛中の親鳥たちの飲水に、お塩少々・・・、加減がわからないので、手に入れやすいスポーツドリンクを少々・・・、むしろ電解水や硬水タイプのミネラルウォーターが無難か?それも面倒なので、疲労困憊しているようなら、糖分補給を兼ねてスポーツドリンクを2倍以上に薄めて与えるくらいが一番楽か?余計なことはしない方が良いと思うので、必須とは考えないほうが良いのだが・・・。
 さらに、要検討である。

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