たまに名前を忘れられるタネ
五つ星に近いオススメの小鳥屋さん。それは、ジュージョ~にあった!痴漢のメッカとされるあのJR埼京線の、あのゴチャゴチャと下町ライクな商店が密集する東京都北区の十条である。
先日、『鳥大』という十条の商店街にある鳥肉惣菜屋さんの店先を、カブト焼きはないかしら、とグーグルのストリートビューで見ていたら、その隣の隣に鳥カゴをずらりと並べた小鳥屋さんが存在しているので、びっくりしたのである。タウンページ不掲載のお店なので、存在することすら知らなかったのだ。で、行くべし、となったわけだ(鳥肉屋の並びに小鳥屋さんがあるという素敵なシチュエーションのお店は2軒目)。
結果、カブト焼きは見当たらなかった。確かに、惣菜屋さんは多かった。特に唐揚げを扱う店の豊富さは、ざっと素通りしただけでも、「何なんだここは・・・」といぶかしくなるほどだったが、鳥肉屋さんも食べやすい惣菜をめざして進化しているようで、丸焼きの類は期待出来ない気配であった。
しかし、小鳥屋さん、関和鳥獣店は、二重丸どころか花丸であり、東京都北東部、埼玉県南東部の文鳥好きなら、何でここに行かないんだ!と、のぞき見しただけだが、この際、軽率に太鼓判を押してしまうくらいの存在であった。もっとも、文鳥の値段が安いわけではない。衛生面も、古いお店なので、不衛生ではないにしても、それなりでしかない。しかし、文鳥が豊富にいて(綺麗なごま塩が!)、何と特筆すべきことに、「手乗り文鳥」とされる成鳥が売られていたのである!おそらく、お店でヒナ餌付けした売れ残りなのだろうが、手乗りとしっかり銘打って売っているとは珍しい。自分で給餌出来ないうんぬんかんぬん言っている人は(苦労してでも自分で給餌するから、なおさら面白いと個人的には思うのだけれど)、なぜここに行かないのだ!・・・それは知らないだけだろうから、並びの鳥惣菜屋のサイトを参照して、Go、Go、Go!である。
・・ああ、・ヒナ誕生ラッシュの可能性がなければ、白文鳥の「手乗り」(確か8千円と値札にあったような・・・)を買ったのになぁ。とため息しながら、近くの軟らかいパンばかりのパン屋さんで買い物をし、惣菜を買わずに(ビーフシチューの具材が冷蔵庫にあるので・・・)、帰ってきた。パンの味は少し残念だったが、「使える」小鳥屋さんを発見できて良かった。店主には元気に長生きしていただいて、なるべく長い存続を祈るばかりだ。
コメント