文鳥恋しいシキ

迎えて日の浅い文鳥(シキ)
近づくと慌てるシキ

 シキ、カナリアシードをよく食べ、元気にしている。
 カナリアシードなど配合量を増やしてやれば良いのだが、経済的な理由なのか(総じて輸入ヒエ・アワ・キビの方が安い)、それを高栄養とする迷信によるのか、ペットショップのエサでは配合量が極端に少ないことが多いため、ペットショップから迎えた当初には、なおさら選んで食べようとする傾向が強くなる。多めに与えておけば、それほどこだわらなくなり、案外他の穀物も食べるものなのだが、一般の飼い主の「物知り」の中にも、昔の迷信の断片情報「カナリアシードは栄養価が高く、多く食べると太る」がインプットされてしまっている人がいて、与える量を抑制しようと頑張っていることがある。結果、文鳥の方が「あれが食べたい。あれが食べたい」と、カナリアシードへの思いを募らせることになってしまう。
 いくら好物でも、毎日、毎食それだけ食べれば飽きるが、たまにしか食べられなければ、食べられる時に必要以上に食べてしまうものではなかろうか?まったく意地汚いようだが、人間にもよく見られる行動なので、わかりやすいと思うのだが。

 カナリアシードにこだわっているシキは、現在、生まれてはじめての孤独な環境で、仲間を呼んで鳴き続けている。誰もいないよりマシだと思ったのか、飼い主の姿を喜ぶような様子さえ示し、1.5メートルほど離れた場所で仕事をしていると、鳴き止んで止まり木に止まって毛づくろいを始める。ただし、1メートル以内に接近すると、暴れる。お店で売っている非手乗り文鳥として、実に正しい行動パターンと言えよう。
 明日には、脚輪を取り、風切り羽を両翼3枚ずつ1枚おきに切り、明後日の朝に、アトと同居させようと思う。どうなることやら・・・。

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