誰かと誰かが争っている
「南部盛岡は日本一の美しい国でござんす」と、『壬生義士伝』の吉村貫一郎が言っている。個人的には、浅田次郎さんのあの作品は好きで何度か読んでいるが、江戸時代の武士、それも東北の人にしては多弁だよなぁ、といつも少し面白がっている。
なお、「こけっしゃん」だか「こけしゃん」という言葉が出てきて、何だろうかとしばらくわからなかったが、こけしの事だと気づいた時は、妙に嬉しかった。「雫石あねっこ」などという言葉も多く出てくるが、たぶん「すずくぅいすぃあねっご」といった感じにあまり口を開けずに発音するのだろうなぁ、と、いろいろ余計なことを考えつつ読むので、それも面白い。
あまり口を開けないで話すのは、やはり寒さの影響だろうか。より寒い北海道の人は、結構あっけらか~んと話す気がするのは、やはり明治維新後の移民の子孫だからであろうか。さらに余計なことをいろいろ考えさせられる。
文鳥を買う際は、自分の目で見て、容姿のみでなく、目の輝きや挙動を確認して、複数の中から選べるのが、もっとも良い、と思っている。しかし、そういった。選ぶ余地のあるお店は少なく、行った時には、たまたま少ないこともある。運不運も乗り越えると、巡り会えた時の喜びは倍加する。
万策尽き果てた後なら、取り寄せなり通販なりで写真見合いすらせずにやってきた文鳥でも、ありがたく迎え入れる心境になっているはずだ。その点、今回は、まだまだ余裕しゃくしゃくと言える(『日の出屋』にはどちらも桜文鳥のメスが在店)。
さて、今日も暑かった。
文鳥たち、ついに5リットルの水をまき散らすに至った。
このうち4リットル程度は始めの30分以内。いかにこの短時間が凄まじいことになっているか、ご想像願いたい。
ともあれ、明日も、6リットル目指して、頑張っていただこう。
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