また倫理の崩壊

浮気現場

　ワン公は、夜、飼い主のもとへ帰っていった。雨の時に仕方がないので家の中に入れ、（玄関では邪魔なので）その和室の畳の上で大の字に寝ていたが、総じておとなしかった。家も破壊せず、サンダルをかじることもなかった。・・・これはずいぶんおとなしいではないか。借りてきた犬状態で、あれでも遠慮していたのだろう。

　さて、犬と違って獣臭さを残さない文鳥たち。今夜は、エコの浮気現場をカメラに収めた。相手はノッチだ。・・・ノッチ？父はラック、ラックの父はポン、その父はデコで、その父こそハル。となれば、曽々祖父の後妻と浮気しているわけだ。　夫が老いても病んでも貞淑な妻もいれば、放縦な妻もいる。これは人間と同じだが、やはり人間の倫理観で見ても仕方がない。まったく何でも有りである。
　ハルには、元気でいてもらって、この妻をしっかり監視してもらいたいものだ。