キュー様の天敵

文鳥たち
シンさんがいないと安心なキュー様

 早めの老化で飛べないキュー様の天敵と言えば、一にアト氏、二にシンさんだ。テーブルの上でアト氏を見ると、脱兎のごとくに逃げ、頭上のツボ巣では、シンさんに追い払われて落下する。
 シンさんとアト氏は一見似ていないが、親子だ。そう思ってみると、どちらも顔が大きい。アト氏の場合は、母親も大顔だったので、さらに巨大化しているようだが、シンさんにしても、標準的なお鉢の大きさではない。
 この親子、ともにキュー様に嫉妬しているようで、攻撃的な態度をとる。一方のキュー様は、大顔の文鳥は生理的に受け付けないらしく、ほとんど抵抗もせずに逃げる。むしろ、怖がる。
 今日は、シンさんが換羽で放鳥を自重してか、1時間ほどカゴから出てこなかったので、キュー様はのんびりツボ巣を独占することが出来た。落ちるとショックでしばらく放心状態となってしまうので、ツボ巣に行くのをやめるか、シンさんが来たら飼い主に助けを求めるかしてもらいたいのだが、天才でも年をとって頑固になってしまったキュー様は、そのようにはしてくれず、ひたすら頭上へ送り届けるように要求する。じっくり話し合いたいものだ。

コメント

タイトルとURLをコピーしました