メイ天寿全う

文鳥墓苑2012/07/02
フウロソウの繁茂が甚だしい墓苑

 ようやく、と言っては語弊があるが、メイが亡くなった。
 早朝、いつもはエサ箱の上にいるメイの姿が見えず、「さては」と思いツボ巣をのぞくと、底にへばりつくようにして眠っている。息はあった。体を動かしてもいた。しかし、もはや時間の問題なのだろうと思えた。そして、10時には亡くなっていた。
 亡骸の重さは、19gしかなかった。昨日まで一所懸命食べていたが、身につかなかったのだろう。ただ、これは完全な空腹時の数値なので、痩せすぎての衰弱死というほどでもなさそうだ。結局、寿命だろう。むしろ、前日まで、上下段の止まり木を行き来することが出来、普通のエサを食べることが出来たことを、非手乗りのメイにとって、幸いとすべきかと思う。
 我が家に迎えたのが2007年6月、翌シーズンの終盤には産卵しなくなった。2008年に6歳とするなら、享年は10歳か。それにしても、5年も我が家にいて、結局テーブルの上には一度も降りてこなかった。孤高の文鳥とたたえるべきだろう。合掌。

コメント

タイトルとURLをコピーしました