少し可愛くなった?アト
「あばた」とは、漢字で「痘痕」、痘瘡(とうそう、別名で天然痘・疱瘡)の痕跡の意味だ。小さなくぼみが、頬っぺたなどにポツポツと残っている状態で、特に女性の場合、本人は醜いと感じるのに対し、結構周囲は愛嬌を感じることが多い(「あばたもえくぼ」)。徳川3代将軍家光の乳母として江戸城大奥で権勢を振るった春日局は、あばた顔だったらしいが、案外そのお顔で得をしたのではないかと思う。同じことをするにも、愛嬌がある方が憎まれないものだ。
さて、文鳥のあばたと言ったら、真っ白であるべき頬っぺたに、シミのような薄い有色がポツポツと混じった状態を言い(私が勝手にそう言っているだけだが)、アトはその最たる者であった。が、今回の換羽で少々薄れてしまった。そのせいで、顔の迫力は1割減だ。
このまま年々薄れてしまうのも寂しいが、真っ白になると、顔の大きさが強調されるかもしれず、それはそれで楽しみだ。
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