アトおっちゃん、いいところを見せようと奮戦中
おとなしい善良な人は、文鳥がギャルギャルと戦闘的な威嚇音を発すると驚いてしまうが、「文鳥は喧嘩してなんぼの生き物です」なのであった。1羽飼育だとわからないこともあるかもしれないが、複数となると、彼らのコミュニケーションは、「喧嘩」で成り立っていることがわかると思える。
とは言え、血を見るようなことは、まず無い。多くはクチバシのつつき合いで、途中でどちらかが逃走すれば終わってしまう。逃げる相手を執拗に追いかけるのは、私が長らく観察しているところでは、ペアの相手が浮気した時のオスと、夏季のメスにほぼ限られる。そして、前者はわかるのだが、後者、夏女(なつおんな)の気が荒くなる理由が今ひとつ分からない。
やはり、繁殖前に、ペアの相手を逃すまいとする本能的なものであろうか。昨夜のアイはまさにそれで、独身の小娘ニチィに対し、執拗に攻撃を繰り返し、夫に対しても折檻を繰り返した。写真は、ニチィを攻撃するアイに対し、全く無関係なアトが間に入って喧嘩を請け負った状態である。アトはアトで、老妻亡き後のことも考えているのだろう。
しかし、伝説のマセVSゴンナ夏の陣は、双方女傑、生物学的にはメスで、しかも夫のいない状態の際に勃発している。旦那がいようといまいと、血が騒ぐのかもしれない。夏女おそるべし、である。
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