初トウモロコシ (7)

トウモロコシを食べる文鳥(ハル・二チィ)
トウモロコシを喜ぶハルと食べ方がわからない二チィ

 関西の首長さんやその取り巻きに、原発を夏の急場限定で動かすように主張されている人がいる。しかし、なぜそれが『良いこと』と思えるのか、理解できない。
 原発は止めたからといって安全ではないことくらい、いい加減理解しても良さそうなものだが、何しろ夏場の電力不足の危機を、最近まで理解できなかった人たちだから、やはり、未だに理解できていないのだろう。昨年の大天災に伴う事故も、止まった状態で起きているのである。必要なときにスイッチを押し、必要でなければ消す、それで安全、というものでないから、原発など出来ればやめたほうが良い、というのが大多数のまともな国民の共通認識になるのではないかと思う。
 もちろん、止めて冷却が進めば、徐々に危険性は薄れる。ただ、止めれば手間もコストもかからなくなるわけではない。廃炉しなくとも、停止中もずっと管理しなければならず、その間、電力を生みださず、放置すれば暴走する物騒な存在が残される。つまり、当面、化石燃料をジャブジャブ使って電力供給を維持し、その危険で無意味な原子力発電所を管理しなければならないのである。・・・電力料金が1割程度のアップで済むだろうか?
 あの首長さんたちは、電力料金の値上げ申請が始まってから、自分たちの主張の結果を理解することになるのかもしれない。これでは、人気取りのポピュリズムで、そこらの買い物おばちゃん並みの目先の議論をしていると見なされてもやむを得まい(ウチのとーちゃんの会社がどうなるかより、特売の価格が10円でも安いスーパーに何十分もかけて行く)。

 それはさておき、昨夜は初トウモロコシであった。トウモロコシを蒸しゆで(水少量の鍋にフタ)にしたものを、文鳥たちにも提供したわけだが、大盛況であった。
 トウモロコシを初めて見る二チィも、恐れず挑戦していたが、食べ方が分からず、落ちた食べ残しをつつくにとどまった。同様に初見のはずのサカとタネは、食べようとしなかった。やはり、我が家の文鳥の方がエライ、と無意味な優越感を持ったのであった。

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