さがし物は何ですか?

片手の文鳥(ニチィ)
握り文鳥に戻りつつある二チィ

 はい、片手で包めるくらいの25gほどの生命体でございます。などと、悠長なことを考える暇はない。昨夜の放鳥終了後、シンさんの姿が見当たらなくなったのである。
 井上陽水さんの『夢の中へ』は「見つけにくい物ですか?」と続くのだが、失踪した文鳥、それもじっと静かにしている文鳥(シンさんはすぐに気を失う)を見つけるのは、狭い家の中でも困難であり、「はいつくばってはいつくばって、一体何をさがしているのか」(これも『夢の中へ』の歌詞、さきほど調べた)、を実践することになる。だから文鳥!、強力な懐中電灯を片手にはいつくばって探す。
 で、「さがしたけれど見つからないのに、まだまださがす気ですか?」なんぞの話ではなく、基本的には見つかるまで探さねばならず、どうしても見つからなければ、自力で這い出してくるのを、神様仏様その他有象無象に祈らねばならない。しかし、日頃の行いの良い飼い主は、苦心惨憺の末、発見することが出来た。どうしてそうなったのかわからないが、束ねたカーテンの中にくるまるように入り込んで、口を開けてボーっとしていたのだ。

 今朝は何事もない様子で安心したが、放鳥の安全性の向上は、現状の住環境では難しく、悩ましいところである。

コメント

タイトルとURLをコピーしました