つわものどもが夢の跡

完全に破壊されたツボ巣(ポン)
破壊者ポン

 今現在、日本人で原発推進派など一握りもいないはずだが(私の場合は事故以前から反対ではないが懐疑的。処理技術が無いものを必要悪として認められるのか否か態度保留と言ったところ。事故後は、このブログにも書いた記憶があるが、新規に原発建設は無理なので、漸次縮小するので、代替エネルギー技術の確立を急がなければならないといった、おそらくごく穏当な考え)。それにしても定期検査まで稼働させていたものを、定期検査が終わっても再稼働させいない理屈というのが、わからない。わからないというより、感情論で理屈はないと思っている。感情論なら、昨年の今頃には全停止を求めているべきで、それ許容した以上、再稼働に反対するなど理屈に合わない。
 昨年の事故で、改めて問題点が浮き彫りになった原発は、その明らかになった時点で停止し、廃炉作業に移れば良いものを、浜岡だけ止めて頬かむりをした挙句、「再稼働の条件」とは、まったく何を言っているのか、冷静な判断力がある者の言説とは思えない。
 昨年、東京電力管内で計画停電があり、現大阪市長さんなどは、大阪を副都にすべきだと意気込んでいたが、それは、若狭湾の原発群が定期検査前でバリバリ発電していたから言えたのであり、今や最も電力不足が心配される地域となってしまっている。そのような地域に、首都機能は置けないどころか、中小の工場も逃げ出すのは必至である。分かっているのだろうか?
 東電が電気料金の値上げが不可避であるとして、世の非難を浴びているが、他の地域の電力会社など更に姑息といって良いだろう。値上げの理由は、火力発電に用いる燃料コストの増大なのだから、これは東電に限らないのは明らかすぎる。つまり、東電が非難を浴びつつ値上げしてから、自分たちもこっそり追随しようとの思惑以外にあるまい。
 ・・・日本人なら、どこの地域の人間も、他人ごとには考えず、しっかりそれがどういった意味で、自分たちにどのように影響するのか、しっかり考えたいものである。

 そういったことを考える以上に、崩壊しさったツボ巣のことを考えているのが、飼い主の本当のところである。
 我が家のつわもの共は、無定見で消極的に「安定」をぶっ壊した民主党政権と異なり、完全なる目標をもって積極的にせっせとぶっ壊した結果、夢の跡のあばら家バラバラになってしまった。
 ・・・この場所のツボ巣は、NPF製だと喜んではかされそうなので、やはりカワイ製が無難か。

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