ほどほどの脂肪

着やせする文鳥(アイ)
小顔ながら体格は良いアイ

 飽食の現代日本では、肥満の心配をするあまり、痩せすぎて危険な場合も起きているように思う。痩せて脂肪がない、もしくは鍛えに鍛えて筋肉ばかりで脂肪がない、こうした人は、いったん病気になってしまうと、一気に危険な状態になるようだ。つまり、長患いに耐え難い。
 当然、脂肪が多すぎるのは不健康なので、ほどほど・・・、身動きに支障がない程度が望ましいはずで、・・・まあ、その加減が難しい。
 健康な文鳥は、ほとんど体に脂肪を蓄積させていない。これは身軽にしなければ、外敵に襲われた際に逃げられなくなるからだが、『飛ぶ』という行為は、おそろしくエネルギーを消費するので、太りたくとも太りようがない宿命とも言える。つまり、家で飼育している文鳥の肥満の要因は、(内臓の疾患を除けば)食べ物よりも運動不足にあると考えたほうが良いものと思う。
 いろいろ食べ散らかしている我が家の文鳥たちに、脂肪太りはあまり見られないのは、おそらく集団でブンブン飛んでいるからではないかと思う。では、老化して飛べなくなると肥満するのだろうか?経験上は、そうはならない。これは、たくさん食べても栄養として吸収できていない、つまり消化器官が弱まっているからであろうか・・・。なかなか理屈で考えるのは難しい。

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