シンさんは「メッシー」

他文鳥のお宅訪問(タネ・シン)
シンさんのカゴでエサを食べるタネ

 シンさんは、昨夜の事などすっかり忘れ、今夜もいつものように行動していた。
 彼、タネを『マドンナ』にしているわけだが、前の『マドンナ』のマキがおとなしかったのに対し、今度のそれはあつかましい。シンのことを、「都合の良い男」、一時はやった言い回しなら「メッシー」(食物をおごらせるための男。送り迎えさせるための男は「アッシー」だそうな)と認識しているようで、平然とそのカゴに入り込み、普通にエサを食べあさっていく。
 一方のシンさんは、遠慮がちにのぞき見を繰り返すのだが、・・・こういう態度が好きなのだろう。実に面白い性癖と言えよう。変わり者、ということである(これだけ能天気なのに、引きつけを起こすような繊細さもあるというのだから、不思議)。

タネのカゴをのぞき見するシン
他文鳥のお宅訪問2(タネ・シン)

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