飛んでくるサカ坊
今年のNHK大河ドラマの平清盛は、伊勢平氏の御曹司で、従四位上の殿上人なのに、やたら汚らしい身なりなのか?脚本家なのか演出家なのか、どのような歴史風俗の認識なのか不可思議なのだが(わざわざ高下駄はいて目立っていたらしいので、むしろ身なりには気を使っていただろう【伊達者、洒落者、傾奇者、ツッパリ、みんな独特にオシャレではある】)、それはともかく、昔の大河の方がたいてい面白いので、文鳥の放鳥タイムは『徳川家康』を見ている。俳優陣の熱演は見ごたえある。
実は、その前はNHKの衛星放送だけで放映していた『テンペスト』と『塚原朴伝』を見ていた。『テンペスト』の方は、内容が無茶苦茶すぎて面白かった。マンガを原作としているのだが、第一尚氏の末裔が、第二尚氏王朝を打倒しようとするなどというのは、ずいぶん奇抜であった。だって、第二尚氏王朝は、確か400年くらい続いているはずで、いくら南国で時間の流れが緩やかでも、時間が経過しすぎているのだ。
個人的には、「尚」が「ナオ」で、日本の名和氏という豪族に由来する、という説を、昔聞いたのを思い出した。その時、私は、当てずっぽうで良いなら、「ショウニ」で太宰府の少貳氏に由来するとした方が良いと思ったものであった。
などという話はどうでも良い。問題はサカ坊だ。
ニチィがメスなら、彼が婿となり、15代目の父になってもらわねば困る。・・・が、今日も他のオスと一緒にシング&ダンスに興じ、交尾まがいのことをされ、飼い主の口笛にはどこにいても反応して飛んできて、口笛中はクチバシや頭を指でなでられても直立不動であった。
こんな、ミョウチクリンな文鳥が、徳川15代より由緒明らかな、我が文鳥王朝15代目様のご尊父になれるのであろうか。甚だ心もとない。
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