ラックに言い寄るサカ坊
購入した絵が届いた。
絵など買わなくとも良かったのではないか、と、いつも購入手続き後に思い悩むのだが、到着して飾ると、必ずその考えは霧散する。飲む(酒に入り浸る)・打つ(賭博に入れ込む)・買う(商売女に入れあげる)なら、瞬間的に蕩尽される程度の金額で、何年も何十年も楽しませてくれるのだから、これは贅沢ではない。むしろ、道楽としては、倹約である。
GAMA画伯の『アヒルと蓮池』は、階段から見上げる位置、同氏に小作品の上に飾った。本当は小作品を右上あたりに配すると、連関すると思ったのだが、スペースの問題でこうなった。荷物を持ってウロウロする場所だが、アクリル板を入れていただいたので、傷つける心配は少ないはずだ。
LABA画伯の『ナナクサインコと椰子リス』(店側はコンゴウインコとしていたが、ナナクサインコだと思う)は、玄関。小作品ながら、筆遣いの素晴らしさとリスの愛らしい表情は、万人受けするので、玄関がふさわしいかと考えた。
文鳥柄のバティック(インドネシアのろうけつ染め)は、思っていたより素敵な作品であった(売れ線の新作ばかりでは悪いので、売れ残っている気配のものを一つ入れたのである)。額も綺麗で、トイレなどにはもったいないので、放鳥部屋(リビングと言えないでもない位置の部屋)の隅に飾った。この部屋には、もっと大きい絵を飾りたいのだが、文鳥たちが怖がってパニックになるし、慣れたら絵が「ンコ」まみれにされること必定なので、控えている。今夜、この絵の出現に気づいたのは、案外にも、とぼけ者のサカ坊のみであった。正面から飛びながら蹴ろうとしていたが、ガラス板があるのでびくともしないだろう。
満足、満足。また、特に小ぶりの文鳥主題の作品を狙おう(絵の大きさ号数で値段を決める習慣【小さい作品はやたら安くなる】は、需給のバランスで考えれば変だ、と私は思っている。文鳥は小さいから安いと言うなら変だろうし・・・)。
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