新しいツボ巣の領有を宣言するサカ坊
放鳥部屋のツボ巣2個が、かなりむしられて青天井状態となっていたので、交換した。ひとつは、カワイ製ではなくNPF製のものとした。
NPF製のものは、素材(おそらくライグラスという牧草)がツンツンゴワゴワとしており、人間の感覚では痛そうに見えるのだが、全身羽毛で鎧われた文鳥たちには問題にならず、かえって喜んでいた。特にサカ坊が・・・。
カワイ製よりむしり取りやすそうなので、長持ちはしないように思えるが、まあ、仕方あるまい。
ツボ巣と言えば、カワイもNPFも中華人民共和国産で、原材料は稲わらではないが、国産稲わらを使用しているとツボ巣に対して、いまだに「原産地はどこですか?ホウシャノーが心配で」といった質問を受けて、げんなりする。
本当に知りたければ、小売店が知るわけないので、メーカーに尋ねてもらうしかない。しかし、昨年の夏頃、事故原発の100キロ圏内程度の地域で、露天なり半露天の環境に集積しておいた稲わらに、放射性物質が蓄積しているのが判明して物議を醸したが(気にしていない方が不思議だと思ったのだが・・・。牧草を注意して稲わらに対しては注意喚起していなかった行政側は後手後手の間抜けだが、扱っている側もずいぶんのんきであった)、それは過去形の話である。今さら、大量に放射性セシウムを吸い込んだものが、流通している訳がない。むしろ、事故原発に比較的に近い地域のものほど、厳重に検査されているので、安全性はお墨付きとも言える。
そもそも、ツボ巣の原材料として危険性の高いものなど、使用するはずがないことくらい、冷静に考えればわかると思う。もし、放射線量の高い(=放射性セシウムが蓄積した)原材料を使用していれば、ツボ巣を買って手にする飼い主や、小鳥の健康への影響以前に、手でそれを編んでツボ巣にする人たちが被爆してしまうだろう。そのように、まずは他人のことを想像してみると、自分のことだけで心配しすぎて慌てることは少なくなるだろうに、と思うのだけれど。
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