うつろな様子のシンさん
孵化7日目の「ニチィ」に問題はない。元気そうだ。
夜、放鳥の半ば過ぎ。いつもは、シンとヨビが箱巣から出てきて、隣カゴ(ケコのカゴ)などのエサを盗み食いして、また自分のカゴに帰っていく頃合。シンの姿しか見えない。考えてみれば、昨夜もヨビの姿を見ていない。・・・今日の日中も姿を見た記憶がない。
不安と、箱巣の中で寝ているだけでは、との軽い気持ちをともに抱えつつ、カゴを抜き出して箱巣の上ブタをずらす。産座にじっとしている。その様子は、抱卵しているようだ。しかし、まったく動かない。触っても動かない。取り出すと、すでに脚は乾燥し、閉じた目は落くぼみ、死後一日程度経過している亡骸であった。
2日前にも確認したが、卵はない。お腹にも卵は無く、異常は見当たらない。発作が起きると、、巣から這い出ようとするものだが、産座で眠るように丸くなって亡くなっている。これは、心臓が衰弱して亡くなるケースのように思えるが、2日前は・・・。確かに体が重く、飛べないようではあった。あの時、例によってオス文鳥たちに襲われているのを、拾い上げてカゴに戻したはず・・・。してみると、、落下した際に打ちどころが悪かったか・・・。しかし、産卵でもないのに運動障害となると、すでにおかしかったことになる。結局、産卵が難産になった後の変調ということか・・・。
我が家に来て2ヶ月しか経っていない。まだテーブルの上で食べることも出来ないままに。系図にも名を載せていないのに。やってきた当初は元気だったのに。
真面目になっていたシンさんは、どうするのだろう。こちらこそかわいそうなのか、たくましい行動を始めるのか。見守ることにしよう。
コメント