影が薄い不思議な文鳥

文鳥のノビ~!(テン)
文鳥ノビ~!をするテン

 10代目はテンという名前にしようと、ずいぶん前から望まれて誕生。誕生してまもなく幼くして母鳥に死に別れる悲劇性まで持ち合わせ、父母それぞれの良いとこどりをしたような端正な容姿をした王子様・・・。
 にもかかわらず、なぜこの文鳥は影が薄いのであろうか?・・・面白みがないと言うより、とらえどころがない。優等生でも、問題児でもなく、甘えん坊でも孤高でもない。妻のカエとはやたらと仲良しで、ケンカもしない。人間を避けるようでいて、なぜかいつの間に腕に止まってくつろいでいたりする。
 これが、学校なら、手のかからない良い生徒に相違ないのだが、我が家の10代目様としては、これで良いのだろうか。父は初代の平助を超えた天才、息子は文鳥サーフィンをやらかす暴れん坊、父は偉大すぎるが、息子にもインパクトの面で劣っている。
 ・・・老境に入ってからの、豹変に期待しておこう。

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