文鳥は米好き

米(モミ)を食べる文鳥(マナツかな?)
モミを食べるマナツ(かなぁ・・・)

 2月にお米(ヒノヒカリ)のモミをエサ場に加えた時は、あまり食べてもらえなかったが、今や欠かせない物になっている。カナリアシード、ヒエ、モミがよく食べられ、続いてキビ、アワといった感じだ。
 文鳥は、英語ではライスバードとも呼ばれ、フランス語のパディバードのパディもお米の意で、米が主食であったと言っても良いくらいの小鳥と言える。つまり、慣れれば食って当然なのである。

 10月の初め頃に、岩手県雫石でお米の無農薬栽培をされ、籾(モミ)の状態で保存されている農家の方がいらっしゃるのに気づき、まだ2010年産があるようなので、仕入れようと思ったが、はたと考えてしまった。新米が出回り始める時期に、昨年産米を求めると、「東北」というだけで原発事故と関連付ける戯け者と同列に見られたら嫌だな・・・と。
 言うまでもないことだが、東北は広い。東北地方南部の事故原発から、岩手県山間の雫石町までは250キロ以上の距離がある。これは、南関東の横浜市と事故原発との距離とほぼ同じだ。しかも、事故直後の風下に当たり、途中遮る山脈も少ない横浜市などより、はるかに清浄であることは言うを待たない。「東北」というだけで、すべてを一緒に考えるのは、あまりにもお粗末な地理感覚なのである。
 結局、最近問い合わせたところ、新米の収量が少ないとのことだったので、昨年産をお分け頂くことになった。・・・まったく、勝手に余計な気を回しすぎただけだったが、このような気を遣わなければならないのは、まったく嫌なものだと思う。

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