いろいろ冒険し始めているヨビ
無理筋だった・・・。朝、ミナが威嚇しながらイブを追うのを目撃した。自分に全く興味を示さない同居鳥が許せなくなったのだろう。しかし、そこは2、3日辛抱しないと・・・。
そうしたわけで、吉野町辺りまで歩いていき、1時間に1本しかないバスで港南台駅へ向かう。港南台駅のその名もBIRDS(バーズ)というショッピングモールで、ハマケイのかぶと焼き他を買い、さらに、何とか言うフランス系のパン屋さんでチーズ入りフランスパン他を買った後、裏手から坂を上ってロイヤルホームセンターへ向かう。途中、女の子が早足と駆け足の中間くらいの調子で横を通りすぎていった、しばらくしてバスが横を抜き去った。あれに乗ろうとしているのかと、後方数十メートルから見ていたが、残念、乗客を降ろしたバスは走り去ってしまった。その女の子、しゃがみこむどころかペッタ~ンとひざまずいた。さまでのオーバーリアクションがとれるのなら、もっと速く走るなり、運動能力の限界でそれが無理なら、「止まってぇ~!」と出来ることなら可愛らしくジェスチャーすれば良かったのに、ほとほと力点のずれた御仁じゃわい。と、おそらく唯一の目撃者は思ったのだが、特に心臓麻痺で死にそうな様子ではなく、歩行速度を全く変えない私が追いつく前に立ち上がりバス停に向かってゆっくり歩きだしたので、都市民の嗜みとして知らぬ顔をしてやることにした。横を通り過ぎる際に、「今日は倒れた旅人たちも、生まれ変わって歩き出すよ~」(中島みゆき『時代』より)と歌ってやりたかったのだが控えたわけだ。
それはともあれ、ホームセンター。このホームセンターの小鳥や小動物のコーナーを運営されているのは、610さん(店主は武藤さん・・・)だ。ホームセンターのペットコーナーは、管理が劣悪といったイメージを持っている飼い主も多いように思うが、こうしたところのペットコーナーは、ほぼ間違いなく独立したペットショップがテナントとして入っているので、ホームセンターだから問題がある、というわけではない。生体の管理展示方法はそのペットショップの姿勢を反映しており、同じ系列のホームセンターでも違う委託先なら管理の仕方も品揃えもまるで異なることになるのである。その点610さんは、管理も完璧ではないにせよ必要十分に行き届いているように思える。
実は今回このホームセンターに来たのは、文鳥よりも炊飯鍋が目的だったので、2階でそれを買ってから地下に行く。1個だけしか残っていなかったようだが、↓が990円は有り得ないのである。
目的のものは買えたが、案外荷物がかさばってしまい(パンはいらなかったな・・・)、剣呑に思いつつ、小鳥を見ていくと、ホームページには文鳥は紹介されていなかったが、白文鳥のペアがおり、桜文鳥も1羽いた。この桜文鳥、なぜかカゴの底の右奥隅にじっとしている。少し白羽が多いが、小ぶりで可愛らしい外見をしている。ただ、オスともメスとも言える容姿だ。値札などの表示はない。女性の店員さんにその文鳥の性別を尋ねると、オスだと言う。さらに、取り出して翼を広げて見せ、羽が切られていて飛べないので様子を見ているところだ、といった趣旨のことを言っていた。かわいそうに、両翼の風切り羽が4枚ほどまとめてバッサリ切られている。「羽は抜かないと生えないんですよねぇ」とそれとなく『抜け!』と促したつもりだが、通じなかったように思える。
・・・してみると、このお店で切られることは有り得ないので、性別違いか何かで出戻りだろうか。それとも、一般飼い主からの買い取りであろうか、買って帰ればミナが泣いて喜びそうだが、他にも回るつもりだったので、オスだけ買うわけにもいかず、断念する。店員さんは、また新たに仕入れてくれるようなことを言っていた。期待しておく。
港南台駅に戻り、京浜東北線(根岸線)で大船。駅から少々歩いた先にあるホームセンターコーナンのペットコーナーは、ペットランドゴリラさんのチェーン店の由で、行ってみたかったが、時間が差し迫ってきていたので省き、そのまま東海道線戸塚、さらにバスに乗って山の上、昔は混雑で有名だった原宿交差点のペットエコ湘南に行く。「ここは湘南とはイメージ違うよなぁ、山の上だし」、などと独り言しながら、3階の小鳥コーナーへ。ここも「中は」610さんである。文鳥。桜文鳥のペアがいる。なぜか上部だけ新聞紙で目隠しをしてあるが、まるで不十分なので、正面からツボ巣は丸見え、そこには抱卵中のような態勢のオスらしき1羽が、警戒心一杯の目付きをしている。外のメスらしき1羽は首筋が禿げている。ヒナはいたが、隅々を見渡したが、他に文鳥の成鳥は見当たらない(文鳥以外は目に入らない特殊な人間)。男性の店員さんに、文鳥はあれだけかと尋ねると、申し訳なさそうな様子で、それだけで、今繁殖中で、昨日1羽孵化したところだという。・・・それは売り物にはならないわなぁ、夫婦の中を引き裂くこともできないし、と納得し、店を後にする。
・・・どうにもこうにも見つからないなぁ。白羽が多い個体が当たるのを覚悟で、どこかのお店に取り寄せを依頼注文しようか。そろそろ、出荷時期はずれの成鳥(6、7月生まれで少ないため出荷されず繁殖家のもとで育てられた文鳥)が若鳥で出回るかもしれないので(「一般人」の想像なので、詳しいことはわからない)、入荷を待ったほうが良いか、悩ましいところだ。
なお、昨日からトミがおとなしくなっている。調子が悪いというより、繁殖期に入り、メスとしての自覚が生じたような気配だ。産むなら産むで、安産を祈るのみだ。
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