モテ男ノコリの今後

怪しい文鳥2羽(ノコリ・クリ)
やもめのノコリと柔道女子クリ

 小沢氏、権力の権化のような政治屋が、非民主主義国家の市民活動家のようなことを言い立てるなど、よほど見苦しくむしろ滑稽であった。
 「敵の敵でも敵は敵」だと私は思っているが、それはなるべく敵をつくらず、敵と見なすには慎重でありたいという意味を含んでいる。ところがこの人、これから裁判を受ける身で司法に喧嘩を売り、議員バッジを身にしながら国会を軽視し続け、国民に選ばれた身でありながら国民の疑惑を晴らそうともせず、好き放題に訳の分からぬことをわめき散らす。一体、触れる相手を一切合切敵にしてしまうつもりであろうか。
 法による嫌疑は裁判の場で法に照らして晴らせば良いだけ。自由民主主義の国なので、裁判は公開であり、逮捕拘禁されない限り、主義主張は自由である。しかし、国会議員であるなら、司法による裁判とは別に、自分が所属する議院で釈明するのは当たり前だろう。会社員でも、司法の判断とは別に、社内で査問も処分も受けるではないか。
 4億円が家のタンスに眠っていたことが明らかになった以上、その出処を明らかにしなければ、 ゼネコンからの裏金を疑われるに決まっている。その説明はこの裁判とは別物であり、身の潔白は自身で晴らすしかあるまい(それは発覚当初から分かっていたことで、ここまで引きずること自体、この多難な時期に迷惑である)。収支報告書への虚偽記載を指示したか否かではないことくらい、自分の頭で物事を判断できる民主主義の国のまともな国民なら誰でもわかるので、主権を持つはずの国民の多くは、小沢氏の説明を求めてきた。ところが、この2年ほど前に権力の中枢にあってもごまかしを続け、子分が閣僚になっている現在、挙句の果てにあのような会見をされては(4億の出処は検察に聞け!と言い放った。国権で明らかにしたプライベートを立件もしないで漏えいしたら、それこそ大問題になることくらいわかっていながらの居直りであり、はなはだ見苦しい)、もはや民主主義においての正常な人間とは見なされなくなってしまうだろう。
 なお、ジャーナリストなら、裁判の帰趨よりも権力者が右に左に動かした4億円の出処の追求こそが、主権者である国民の知る権利を守る自分たちの責務になることくらい自覚しているはずなので、それを怠っている者は、権力者に揶揄する似非ジャーナリストと見なされよう。なぜか小沢シンパの諸氏にも、これ以上メッキが剥げないように、頑張ってもらいたいものである。

 それはともかく、ノコリである。いつも連れ添っていた妻がいなくなったことに午後には気づいたようで、肩の上に止まって盛んに訴えていたが、夜の放鳥時には、ぼちぼちガールハントを始めた。・・・さすが我が文鳥、実にポジティブシンキングである。
 ところが、ノコリが誘う前に、誘惑を始めたメスがいる。何と、クリだ。ノコリの息子のマナツと付き合っているはずなのに、放鳥が始まるや早々に接近していった。「柔道女子のくせに・・・」とよくはわからないが何となく差別的なことを内心考えている飼い主を尻目に、クリの誘惑の次には、トミの関心を受けたモテ男のノコリは、それぞれまんざらでもなさそうにしつつも、自分から「襲った」(突然背中に乗る)のは、隣に住んでいるメイであった。・・・飼い主にも、わけがわからん。
 現在独身のメスは4羽。年上から挙げれば、メイ、ケコ、トミ、クリ。このうち文鳥嫌いのケコはとりあえず除外すれば、ノコリの後妻候補は(今朝亡くなったばかりで「先妻」扱いとは。何と展開の早いことよ!)、3羽。飼い主的には、どうなっても良いかな・・・。メイとカップルになれば、マナツをめぐる三角関係が解消され、トミなら少し血縁的に近くなるが、ハルからの2系統が我が家の「正統」に合流することになるし、クリならより望ましいマナツとトミがカップルになる道も残されることになるし・・・。
 どうなっていくのか、見ものである。

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