異母姉妹ながら似ていない、母似のクリと父似のシュー
バリ絵画の専門店アートルキサンさんでは、現在15パーセントOFFセールを実施している。文鳥を主題とした絵画も残り少なくなっていて、次回の入荷がまた楽しみだ。
一方、くっきりした色合いのプンゴセカンを取り扱われているMANISさんでは、前から気になっているLABA画伯の文鳥と、最近気づいて喉から手が出たBAWA画伯の文鳥と蟷螂の図を、勝手に紹介しておきたい。ともに細かな点で引っかかるが(文鳥のクチバシはとんがっていて前指は3本なのだ!)、印象的な作品だ。
特に後者、 文鳥とカマキリたくさん。
カマキリのような昆虫は苦手な人も多いかもしれないが、日本でも昔から好まれた虫で、トンボ(蜻蛉)と並んでデザイン化されて着物の柄や装身具のモチーフにもなっている。トンボの方は、一直線に突っ込んでいく不退転なイメージから、『勝虫』(かちむし・かつむし)などと呼ばれ、武具を装飾するモチーフとされ、カマキリも場合も、有名な『蟷螂の斧』の故事のように、蟷螂(とうろう・カマキリ)は太刀打ちできるはずのない巨大な相手に対しても、臆せず挑んでいく勇ましさが、戦国武将たちに好まれたものと思われる。そして、好まれる=縁起が良い、ということで、平和な江戸時代になっても縁起の良い図案として継承されていったようだ。
結論としては、カマキリの絵は縁起が良いので是非飾れ、になる。惜しむらくは、お金がないのも当然ながら、我が家にこの絵を飾るスペースがないことだ。残念至極である。
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