初詣は成田山へ

  この2年ほど民放テレビをほとんど見ないので気づきませんでしたが、5チャンネルになった10チャンネルの朝のワイドショーのキャスターである赤江さん(タマちゃんですな)が、送り火問題について、ずいぶんな思い入れを示しているそうです。

「被災松」手あげた成田山に「ご迷惑心配」と陸前高田
陸前高田の景勝「高田の松原」の松が再び京都市から断られた。あす16日(2011年8月)の「五山の送り火」であらためて薪を燃やすことで落着したと思ったら、放射性セシウムが検出され、市は燃やすことを断念した。「もう騒がせたくない」と市長京都市が...

 「義を見てせざるは勇なきなり」などと申します。この場合の『義』は、被災地のためを思って事を荒立てないといった配慮ではありません。そのような配慮をして黙っていれば、事実ではない、言ってみれば『不義』を正しいこととして認めてしまうことになってしまいます。間違いを正すための努力を怠れば、それは『勇』無しとなります。現在、生活再建、地元の復興に日々心を砕かれている被災地の方たちご自身に、余計な『勇』など求めるべきではありませんから、余裕のある他の地域の者が、声を出していきたいところです。
 何しろ「風評被害で成田山に迷惑をかけたくない」と、祈祷での使用を申し出た新勝寺に遠慮しているくらい、被災地の人は疲れきっています。
 「なぁーに、気にするこたぁありませんや。成田山てーのは昔っから商売が上手でね。歌舞伎に成田屋何てえのがあるでしょ。ほら、ドラ息子が麻布だかどっかで与太もんにボコられちまったエビゾーの家ですよ。あの成田も成田山、持ちつ持たれつで人気が上がり、江戸の庶民に成田詣でを流行らせたってぇ、てえしたお寺なんすよ。商売はうんめえし、信者は十重二十重、下手打ってハシタ坊主の一人にも、『貴公のことは毎日祈祷しておる』てなこと言わちゃかなわねえ。牛頭馬頭(ごずめず)牛王御宝印、加持祈祷のありがたや、くわばらくわばらご勘弁。へっぽこの住民エゴ野郎なんざ、歯も立ちませんや!」
 くらい言ってやりたいですね。あのお寺は、やると言ったら絶対やるでしょう。大宗教団体ですから、保存会やら地方公務員とは違うのです。
 この際、割り箸程度に小さく刻んで売り出したら良いかもしれません。良識のある人が購入して、一斉に家の前で燃やせば良いでしょう。文句を言う奴はごく少数ですから、火に釣られて出て来て文句を言おうものなら、暗がりに連れ込んでボコボコにするなり、もっと平和的に地域で村八分にするなりしてやると良いです。論理性のない余計な不安を口にして社会を混乱させたがる不逞の輩をいぶり出すには、ちょうど良い機会となるかもしれません。

 で、初詣は成田山・・・、遠いのですよね。横浜からは。それでも直線距離は70キロ程度なのですから、普通の距離感覚とはそういった感じなのでしょう。

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