もののふジャパン?

けだるい文鳥(デコ)
また換羽らしいデコ 

 今日は曇ったおかげで過ごしやすかった。だが、せっかくなので、昨日の暑さが頭にきてなぐり書いておいた一句をば。
   続けざま
    カンカン照りに
     ご真言
      アホバカマヌケ
      ボケカスタワケ
 意味はいろいろである。
 為政者がろくでもないと天変地異が止まないと大昔は考えたが、今度は台風が接近している。現代人なので、天変地異や自然災害を、近い将来お遍路の旅に出て光明真言くらい唱えるはずのカン氏の責任にするわけにはいかない(今後、護衛無しに民衆の中に入っていけますかね…)。それにしても、大きい台風が上陸手前で東に移動するのは始末に悪い(雨風が激しいのは台風の北東側)。雨風が強まる前に準備を、強まったら何もかも放っておいてじっとしている、これが肝要だろう(「様子を見」ても、自分の身体を危険にさらして「見てるだけ」に終わる)。
 サッカーの女子代表チームが優勝した。「なでしこジャパン」、なでしこ(撫子)は可憐なイメージだが、実際は丈夫な植物で、外国選手に比べれば小柄な日本代表選手たちにふさわしい。サッカーにしろ野球にしろバレーボールにしろ監督名で「○○ジャパン」と言うのは気色悪いだけだが(監督などその場限りの者を冠名にするなど戯けている)、「なでしこジャパン」なら永続性があって良い。それにしても、澤穂希さんはすごい人だ。十年ほど前、日本に限らず女子サッカーは、何より判断のスピードが遅いと侮っていたのを、思い切り覆してくれたのがこの選手だが、今だに衰え知らずだ。あれだけ技術も実績もあるのに大口を叩かず、黙って勝負するのが、何とも「男らしい」。まさに、澤の前に澤は無しだが、澤の後には勝るとも劣らない人が続いてもらって、「なでしこジャパン」の名を世界に轟かせ続けて欲しいところだ。

 で、女子が「なでしこ」なら男子はどうする、とふと考え、「さむらい」は侍る者、つまり下僕のことなので、むしろ「もののふ(武士)」だろうとふと考えた。「もののふジャパン」・・・、「もののけジャパン」だと妖怪大戦争のようでダメか・・・。
 もののけ、『もののけ姫』については書いたことがあったろうか。あのアニメ作品、もちろん一度しか見ていないが、珍妙な話だったことだけは覚えている。わけても、長生きすればしただけ野生のイノシシなどが巨大化するのを、さも当然のことのように描いているのが不可思議であった。
 百歳のご老体が3メートルの大男になるという話を、私は寡聞にして聞かない。それぞれの生き物の成長期を過ぎたら、それ以上大きくはならないのが、当たり前の常識のはず・・・。「何でおじいちゃんはお父さんより背が低いの?」とお尋ねになるお子様は居なかったのだろうか。
 文鳥も、老い巨体になることはない。まだそれほど老齢ではないが、完全に老衰状態になっているデコも、体格は変わらない。老いて変わるのは運動能力。頭のボケは、デコの場合は昔からなので、そのままご愛嬌と言えよう。

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