文鳥のディスプレー

鈴を鳴らすオス文鳥(マナツ)
ミナの前でディスプレーするマナツ

 チンパンジーのオスが、集団内での地位の向上させメスを獲得しようとする際、自分の胸を叩いたり、木を蹴飛ばしたり、枝を引きずったり、石を投げたりして、とにかく物音を立てて目立つことで実力を誇示する。生き物の求愛行動は『ディスプレー』と呼ばれ、チンパンジーの場合は、そのドンチャラ・ガチャンンとやかましいのが『ディスプレー』というわけだ。
 文鳥の『ディスプレー』はさえずりであり、求愛ダンスのはずで、他は必要ないだろう。ところが、鈴を鳴らしまくるという、実にやかましい『ディスプレー』を始める輩もいる。アト、そしてマナツだ。
 この求愛行動が流行るとさえずりや求愛ダンスは廃れるのだろうか。鈴鳴らしを『ディスプレー』とする集団の形成、これも文鳥という種の新たな進化と言えるのだろうか。・・・やはり珍しい生き物だ。

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