産地は選ばない

トウモロコシ好きの文鳥たち
手前がクリとエコ、奥がトミとノッチ

 生協の契約農家でのトウモロコシが不作らしく、2本注文しても1本になる。それはやむを得ないが、おかげで人間は食せず、文鳥たちに提供されることになる。こうした行動は、ペット動物と縁のない人だと理解不能かもしれないが、人間が1本のトウモロコシを何気なく食べるより、よほど有効活用ではなかろうか?
 ・・・買出しに行かねば。

 影響があったとしても、1%以下のガンリスクの向上程度に過ぎないような、微量放射能の話を、『今更ながら』取り上げている人も多いようだ。学校のプール授業が中止になったとも聞く。笑止な・・・。今、水道水を組み置いたところで、原発事故以前と大して変わらない放射線量の地域で(NHK首都圏の「今日のシーベルト」はいい加減やめたらどうか)、どういった影響が出ると言うのだろうか?
 東京あたりで、家の周囲の放射線量を測りたがる暇人も多いそうで(どれくらいなら満足できるのか、人によって異なるので、まるで無意味。また、自分なりに危険な数値を設定するくらい神経質になっているなら、精神衛生上、引っ越されたほうが良い)、さらには学校給食の材料の放射性物質残量を測る地域もあるそうだ。
 当然ながら、私は気にしない。汚染度合いが高かった(ほぼ過去形)地域の作物の放射性物質含量は、露地栽培なら比較的に多くなってしまっているに決まっているが、常識的に考えれば安全とされる基準値内で、産地を助けるためと意地になってその地域の産品ばかり食べるようなことをしなければ、特に問題があるとは思えない。つまり、今までどおりにしていれば良いと結論するしかない。・・・給食、「子供のため」なら、親はその分、自分が危険と思う産地のものを、気にして多めに食べているのだろう。そのかわり、タバコなどを止めれば、むしろ健康的になるかもしれないが、親御さんは大変である。
 過剰な行動により、自分が危険視した産地の作物が遺棄され、その地域の農家の人が困窮するようなことがないように、少しずつリスクを受け入れるのが、同じ国に住む消費者の普通の感覚だろう。それは結局、何も考えずいつもどおり生活する鈍感力に優れた人の生き方を真似することのはずで、それが正解だと思う。小賢しいのが最も迷惑になるので、気を付けたいものだ。
 文鳥に影響があるか?あってもわからないだろう。日常生活のリスクはもっと高いので、そのようなことを心配する暇はない。

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