かなり派手な換羽になってきたスミ
冬寒く夏暑い四季のある日本の犬などは、冬は厚い毛に夏は薄い毛になるが(二重構造になっていて、密で柔らかく保温性に優れた下毛が夏前に抜け、疎で荒い上毛ばかりになる。そして冬を前にすると下毛が生える)、文鳥にそういったことはない。そもそも熱帯原産なので、四季の気温差に対する備えが不要であり、また、羽毛は毛皮よりも便利で、質的に変えなくても温度調整が可能なので、鳥類でそうした季節変化に合わせた換羽というのは少ないと思う。冬羽毛、夏羽毛が違うことで有名な雷鳥にしても、寒暖変化のためというより、保護色としての必要性で変わっている面が強いだろう。雪がある時期には白、岩肌の見える時期には茶色のまだらだ。自然は実によく出来ている。
ともあれ、冬の文鳥も、夏の文鳥も、姿は同じで、換羽は年一回が基本。理由は季節の相違に対処するためではなく、たんに古くなったものの交換、メンテナンスなのである。
それはともかく、この季節は掃除だ。掃除と言えば、エサの殻を吸い取るのに便利だった掃除機の充電池が寿命を迎えたようで、吸引力が著しく低下している。吸引力が大きすぎても小さすぎても困るので、適したものを探すのに苦労しそうだ。面倒なことである。
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