少々不信の眼のイッツ
水浴びが激しいので、放鳥の際にジャージを着ることにした。フンも取れやすそうで良いと思ったのだが、問題は文鳥たちの視線だ。見慣れない服装をすると警戒されるのだ。
よく、原色系の派手な服を来たら近づかなくなったとか、マニキュアの色を変えたら逃げ出したとかいった話を聞くが、文鳥は飼い主の外見の変化に敏感だ。まあ、文鳥の身になって考えてみれば、突如姿が変わる人間と言う生き物は、何とも解せない存在のはずで、日ごろ地味な色合いが原色キラキラに変身すれば、驚かない方がおかしい。
そして、これまたよく誤解されるところだが、すべての文鳥に共通した嫌いな色はないと思われる。たんに、その個体が見慣れない色を怖がるだけだ。もし、飼い主が原色の虹模様ばかり着ていれば怖がらなくなるが、日本人は割り合い地味な色合いが好まれるので、原色系を見慣れず、それを怖がる文鳥が多くなる。特に幼い頃から見慣れさせておけば、何の問題もないのだ(外国製の餌入れなどの容器の色合いが派手なことと言ったら)。
で、遺憾ながら原色系を着ないため、我が家の文鳥たちは見慣れていない。従って、飼い主が真っ赤で照りのあるジャージなど着て晴れやかに登場すれば、まず間違いなく大パニックになる。もちろん、今日着たのは黒いジャージだ。ただ、一部紫色の模様がある(好みでそうしたのではなく経済的な理由でそうなった)。結果、ケコ以外は慣れるまで30分必要とした。ケコは、すぐに慣れ、材質が滑らないので好評であった(喜んでかじっていた)。
かくして、黒いワッチキャップをかぶった飼い主は、しばらく黒尽くめになるのだが、あまりそればかりで慣れさせると、他が着れなくなるので、その点注意したい。
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