ヒナ換羽がほぼ終了したオトミビッチ
必要が無いので外に出ないだけだが、家に引きこもっていると言われたらその通りの私は、今日、現金を引き出す必要にせまられ、約1週間ぶりに外へ出た。
北風が吹き砂塵が舞っている。港横浜にして土煙とは珍しい。途中、買い物をしようと小さなスーパーマーケットに立ち寄ったら、節電のため薄暗い店内に物がない。特に精肉コーナーとパン類はスッカラカンだ。・・・無用な買いだめをする非国民の人非人もいるようだが、それよりも配送が停止しているらしい。理由はガス欠だ。ガソリンが無いので流通が止まってしまったのだ。
それでも野菜などを若干購入し、郵便局でお金を下ろして、トボトボ歩きながら見れば、自動販売機はみな元気に稼働中だ。中味が無くなっても、おそらく補充するトラックはガス欠で動けまいに。もしかしたら、電源を落としたくても、ガス欠で人員を派遣することも出来ないのかも知れないが、電力の無駄以外の何であろう。
それにしても、情けない。連日連夜福島県の原発で騒いでいるが、そもそも首都圏の電力のために「白河以北」に迷惑を掛けているといった認識が、なぜ希薄なのであろうか。
首都圏は人口密度が高すぎて、そのような施設を設置出来ないのだが、それを疑問視される方もいるだろう。しかし、例えば東京のお台場に原発を設置して、今日のような事態になったらどうだろう。半径数十キロ圏内の一千万人以上の避難民を、収容出来る地域など存在せず、そもそも日本国はほぼ終わりである。従って、誠に遺憾ながら人口密度の低い地域に設置させてもらってきたわけで、万々一にも避難が必要な事態ともなれば、首都圏が避難民を引き受けてしっかり支えねばならなかったはずだ。
にもかかわらず、その数百年に一度有るか無いかの万々一が起こった現在、首都圏の人間が、『TEPCO流計画停電』で浮き足立ち、東京・神奈川など原発から200キロも離れているのに放射能を取りざたして平静を失い(何のために現地の人の迷惑を掛けつつ、遠くで発電された電気をむさぼってきたのか!)、食料などの買い占めに走り、さらにはガス欠で流通まで麻痺しつつあり・・・、問題が表出してから少し対策を打つ、まさに「トゥーリトル・トゥーレイト」そのものの政府の対応で、日を追うごとに状況がじわじわ悪化しているようだ(明確な指示・命令を。すでに混乱しているので要請ではなく強権が必要)。ただでさえ被災して苦労の尽きない人たちを、十分にサポートできない始末とは。
とにかく、首都圏に住む個人としては、質素な生活をしつつ、流言に惑わされず、万々万一の事態で原発の周囲30キロ以内の方々が、半永久的に退避するような事態になっても、うろたえることのないように心したい。
で、日常。
トミは昨日マナツから求愛を受けてまんざらでもない様子であった。マナツは、ヒナ換羽がほぼ終わったトミが、ビジュアル的にタイプであることに気づき、色気づいてきたトミの方も、宿命のライバルが実はビジュアル的にタイプであったのに気づいたのだろう。どちらもビジュアル重視で、お似合いである。
今日になって、かなりひとりエサ度合いが進んだクリが成長してくるとややこしくなるので、マナツとトミはさっさとカップルになってもらいたい。
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