孵化8日目の「クリ」
今回の育雛で、キューは巣ごもりをせずに放鳥が始まると同時に飛び出しいろいろ食べあさり、窓にカーテンを引く時にニッキも出てくるため、毎晩写真が撮れる。ラッキーだ。見たところ、体格も良く、五体満足のようだ。上々である。
さて、予定通り無農薬有機栽培の籾(モミ)が届いた。私の感覚では、人間の食べる白米ならある程度農薬も化学肥料を使用していても気にならないのだが(無理をして高価なものを買ったのに、表示と内容が異なり体調を崩せば腹が立つが、安物なら万一の際に誰も恨まずに済む。「安かろう悪かろう」は理の当然)、胚芽部分が残る玄米では少し気を使ったほうが良いと思っている。
そもそも文鳥などの飼料用に「青米」などとして流通するものは、くず米などと言われることもある玄米のB級品だが、収穫年も栽培地も栽培方法もわからないので、個人的には気分が良くない。それに、今後、中華人民共和国の雑穀栽培が不安定化するかもしれず、小鳥でも、今のところ国産で十分まかなえるお米を食べられるようにしておいた方が良いのではなかろうか。・・・、で無農薬のお米、殻があった方がクチバシの運動になるのでモミ。ついでに、夏にバケツ栽培して稲穂をまだ青い段階で収穫してやろうと企んでいるので、都市部の暑さにも少し耐えられそうな品種・・・。
そして、やって来たヒノヒカリのモミ。トミがずいぶん食べてくれた。この文鳥は玄米ローストも食べるし、お米が好きなようだ。まさにライスバードの別名に恥じぬ働きだ。一方マナツ、せっせとかき分け放り捨てるばかりで、食べるより散らかすばかりだ。・・・お百姓さんが八十八の手間隙掛けて育てたものを、何と勿体無いことだろう!もちろん反省を促したが、これも当然のことに効果がない。・・・「もったいない、もったいない、ナマンダブナマンダブ」と唱えつつ(待てよ、ウチはナマンダブではないはず)、飼い主は一粒ずつ拾い集めるのであった。
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