先祖にトリがいた

警戒顔の文鳥(スミ)
警戒顔のスミ

 先日、祖母の葬儀で親戚たちに会った際、従兄弟から祖父母関連の戸籍のコピーを渡された。・・・私は日本史専攻だったので、丸めて捨てるわけにもいかず、今日になってその史料からレジュメ(要約)を作っていた。
 田舎百姓が食いっぱぐれて都市部に出て住み着いただけのご先祖なので、何ら面白いところはないのだが、それにしても、昔の女性名ときたら、カタカナ2文字で我が家の文鳥名と何ら変わらない。祖母がヨキ、その母がハル、祖父の母がヒデ、その母はタメで、曾祖父の姉妹がチノにタノ、その母が・・・何とトリではないか!どうせ酉年生まれなのだろうと、生年となっている万延元年(1860年)を指を折って確かめたら、やはり酉年であった。素敵すぎる。きっと、酉年生まれのトリさんは、玄孫が多くの小鳥と遊んでいるのを喜ばれているだろう

 さて、スミだのカエだの戸籍に登場しそうな古風な名前の文鳥たちは元気だが、現代の女性名にも見られるカナの状態は、何とも危なっかしい。
 今日は産卵したようで、底に卵が落ちていた。卵管脱が再発していないか、かがんでジロジロとのぞきこんだが、かえって「何のようだ?」という顔をされてしまった。丈夫というか、大丈夫なようだ。
 さらに産卵するつもりなのだろうか。不安だ。

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