シンさん優雅な生活
先日テレビでニュースを見ていたら、中学生の演説大会か何かで、女の子が「ムズイ」という文字を示しつつ、「ムズイ」とか「キモイ」といった最近の言葉の乱れについて熱く語っていた。しかし、オジさんは同意しない。単語の省略など言葉の乱れに当たらないか、些末事だと思っているのだ。
第一、「ムズイ」などずいぶん昔から使われていて、最近の若者に責任を問えない。何しろ20年以上前、将棋が得意な数学教師の口癖が「ちょっとムズか?」だったのだ(学生たちが使うので意識的に真似していたら口癖になったようだ)。「キモイ~」という表現が現われたのは、それより後だと思うが、気持ち悪いの意味だと知った時は、むしろ感動したものだ。「気持ち悪い」と言うよりも「キモイ~」の方が、確かに感じがつかめる。
言葉の乱れは単語よりも言い回し、特に丁寧語や敬語や謙譲語の使用法で、それを身に付けるのは難しく、はっきり言って私もまるで自信が無い。しかしそれより悪い例が、国会でたくさん見られるので、真面目な中学生諸君には、じっくり拝聴して反面教師にしてもらいたい。
などと国語に目覚めたので、「秋波(シュウハ)」などと言う単語を使ってみたが、念のため辞書を見たら、「美人の涼しい目もと。また、女性のこびを含んだ目つき。流し目。色目」となっている。となると、文鳥とは言えどオスに秋波は不適切であったか・・・。
ともあれ、独身のシンさんは、夜な夜な巣ごもり中のマキに夜這いをかけたが、手ひどく撃退され、さすがにその変態行為を控えるようになった。そして最近は、いろいろなカゴに遠征し、相手探しなのか愛の巣探しなのかに精を出し、さらに昨日今日はまたマキにちょっかいを出している。
当然ながら隣カゴの独身メス(ケコ)は一顧だにしない。お互い顔を合わせようともしないのだから、実に小気味良いまでの仲の悪さだ。・・・はぁ、どうしたものか、まあ、どうにもなりそうにないなぁ。
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