マナツ問題なし

 

孵化17日目の文鳥ヒナ(マナツ)
夜は苦手なマナツ

 朝一番の差し餌は、口は開けるものの飲み込み方が下手で、エサの半分は吐き戻す。午前中の2回目の差し餌で、意識的に少し奥に給餌器を入れると、ようやく食べ方が分かったようで、午後、そして午後6時は食欲旺盛。放鳥後の最後の差し餌は、ほとんど食べなかったが、24gとなっていた。
 我が家の場合、放鳥後の夜にエサを与える親鳥も多いのだが、ノコリ・スミは与えない主義だったので(巣に入らない)、夜は食べない習慣になっているのだろう。

 差し餌についても、日没後には与えてはならないと信じ込んでいる人もいれば、逆に回数が多い方が良く育つと断言する人もいる。しかし、アワ玉を主体とするエサの場合は、どちらも大差はないと、私は思う。
 日本での日没時間は季節により異なるが、とりあえず18時頃として、翌朝7時頃までの13時間、ヒナが空腹を感じないくらいに、18時までにそのうが一杯になっていれば問題ないはずだ。
 一方、夜中に与えたところで、消化できる量には限界があるので、与えれば与えるだけ育つはずがない。そのうから胃へと落ちていく量は、飼い主が調節できるものではないので、たんに朝まで未消化のエサがそのうに残るだけの結果になるだろう。
 ただし、パウダーフードで育てる場合は話が別になる。何しろ文鳥のヒナのエサとしては消化が早い「不自然」な形状であるため、13時間も与えないと、かなりの長時間にわたってヒナが空腹感を覚えることになるだろう。栄養的に不足は無くても、消化器官に何もなく休止状態となれば、その分脳が活動して、安眠できなくなる理屈は成り立つものと思われる。従って、パウダーフードなら、日没にこだわらず夜にもう一度与えた方が良いだろうと思う。
 我が家の場合は、夜に給餌する親鳥がいるのを参考に、様子確認と体重チェックの時間としても、21時過ぎに最終の差し餌を行っているが、「でなければならない」と杓子定規には考える必要はない。とにかく、寝るまでにそのうが満杯になり、その満杯のエサがすべて消化されるだけの睡眠時間を持たせることだけを、飼い主は気をつけたいものだと思う。

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