妙な習慣

 

妙なところの水を好む文鳥(ハル)
水浴びのしぶきが溜まるのを喜ぶハル

 キューは、朝、菜さしを取り替えていると腕を伝い下り、菜さしの水をおいしそうに飲む。ハルもそれをするが、さらに放鳥時間の水浴び器でも、妙な場所に溜まった水を飲みたがる。
 こういった様子を見ると、小学校1、2年生の時の担任を思い出す。やさしいおばさんの先生で、私がその後ろくでもない教師に遭遇しても、「とりあえず教師には従うべき」といったそれなりに従順な態度を崩さずに済んだのは、この先生に対する絶対的な好印象が基礎にあったからだった。その尊敬あたわざる先生が、わざわざトイレの手洗い場の水を飲むのを習慣としていたのだ。そこの方が冷たくておいしいと言っていたように思うが、いまだに覚えているくらいなので、かなり奇異に感じていたに相違ない。
 人間にも文鳥にも、いろいろ生活上の妙な習慣があるもので、わざわざこだわる様子を見るのは、なかなか楽しい。

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