飼い主、根負けす

文鳥らしからぬ姿の文鳥(カナ)
いろいろ食べまくっているカナ

 朝、エサ入れを確認すると、シンとケコは食べていた。クラは、実は昨日も同様だったが、カゴの下の隅にしがみついていた。エサを食べようと降りたところ、感触が違うので驚いて飛び退き、そのままの状態でいるものと思われる。とりあえずエサ入れに止まらせると、せっせと食べ始めた。・・・健常ではないので、明日も同じなら、ここだけは元に戻そうと考えつつ、他のエサ入れの状態を確認する。すると、ハル・エコ、デコ・カナ、テン・カエ、ポン・アイの4夫婦のエサ入れは手つかず状態であった。甘やかしてはなるまい。そこで、この夫婦たちには小松菜も設置せず、下に降りない限り何も食べられないようにしてみた。
 そして午前10時、様子を見に行くと、ハルは何事もなかったようにエサ入れで食べていた。テン・ポンも恐々だが降りているようだった。・・・食べている様子が見られないのはデコ・カナのみだ。この頭や体の敏捷性に欠けやたらと頑なな「身障者」に、これ以上飢えと乾きの状態を強いるのは危険だろう。とりあえず、半月型の小さなエサ入れ(ボレー入れ)に、輸入ヒエと水をそれぞれ入れて、上段の止まり木近くに設置したところ、途端に、夫婦並んで水を飲み始め、それから黙々食べ続けた。その様子を見て、止む無く、下段の止まり木を元の丸棒に取り替えた。
 止まり木が元に戻ったのに気づくまで、この夫婦は数時間を要したが、夜の放鳥前にはエサ箱で思うさま食べることが出来たようで、放鳥時には元気はつらつ、恐るべきハイテンションとなり、最近行わなくなっていた水浴びを、夫婦そろって楽しんでいた。元気になってくれるなら、仕方があるまい。

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