輸入ヒエが特に好きなシン
輸入ヒエが小売価格で200g140円、国産ヒエが690円。約5倍の開きがあるので、国産を喜んでくれるかと言えばそうでもない。シンなどはむしろ輸入物を好んで食べる。いちおう輸入物でも高級とされるらしいオーストラリア産だが、より価格の安いインド産でも大差ないかもしれない。実に安上がりだ。
輸入穀物は、バイオエタノールが隆盛すると作付面積が減少して高騰するし、気候変動が強まると収穫量が減って流通しなくなるかもしれない。特に最近イメージが悪い中国産(雑穀に農薬を使用することはまず無いので、お米や野菜と混同するべきではない)は、長らく日本の小鳥の食を支えてきてくれたが、現地での消費量も増え、転作も増え、輸出を止める動きが強まっているようなので、今後は、選り好みする余地がなくなってきそうだ。
しかし、考えて見れば、文鳥は日本で唯一豊富に生産されるお米を食べる小鳥なので、最も雑穀価格の変動の影響が小さいかもしれない。昔は、お米は雑穀に比べて高かったので、小鳥のエサといえば雑穀、文鳥にはせいぜいくず米を混ぜる程度だったが、今後はお米の配合率を高めていくのが、「お国のため」かもしれない。
米喰い鳥である先祖の血を呼び覚ましていくには、玄米より籾をむいて遊ぶところから始めるべきだろうか。そのうち籾探しをしないといけないなぁ。
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