少し散策を楽しんだらしいケコ
外に出たければ出入り口に移動する、という真理を理解出来ないケコは、今日も「動物的」に行きたい場所が良く見られるT字止まり木の上にこだわるので、早々に布巾で目隠ししてやった。すると、間もなく出入り口から飛び出し、やはり人間の頭を踏み台にしてさらに飛んでいった。そして、基本的に、まだ直線飛行しか出来ないので、何度か中継地点に着地する必要があったが、最後は定位置のレース暖簾の上に達した。
これで、また動かなくなるのだろうと思っていたら、しばらくしてテーブルの上に降りようと2度ほど試みた。別段、他の文鳥の様子を見て近づくといった感じではなく、まるで目的不明の唐突なチャレンジだったが、いずれもタッチアンドゴーで着地に至らず、結局定位置に戻って、何が楽しいのかわからないが、1時間30分程度の時間を羽づくろいに費やしていた。
人間も他の文鳥たちも、屁とも思っていないようなので、テーブル上の食べ物に興味を持てば、何のためらいもなく降りて来そうだが、食いしん坊ではないようなので、うらやましくは思っていないようだ(他の文鳥たちの様子を観察しようとしない)。では、なぜ降りてこようとしたのか。さらに謎が深まってきた。
コメント