ようやくハゲが治るらしいハルとぬくぬく状態のエコ
文鳥の原産地インドネシアはバリ島の文鳥絵画を多く扱われている『アート・ルキサン』さんの、15%OFFセールに心惑わせる今日この頃(不思議としては、RAJIG画伯のインコと猛禽類のカッコイイ絵が売れ残っていることだ。文鳥バージョンがあれば借金しても買うのに・・・)、我が家の文鳥たちはおおむね元気で、換羽が順調に本格化している。
新入りのスミは、我が家の生活に慣れてきて、今日は上の方で歩いたり少し飛んだり、いろいろ移動していた。当初、新妻の外見に懐疑的だったシンは、換羽がほぼ終わると好みの姿だったので安心したのか、夫らしく振舞うようになってきている。
若いノッチは人目を気にせず拙いさえずりを繰り返すようになり、年上のメスに言い寄るようにもなっている。一方イッツは、輸入ヒエとアワ玉と、『ソフトフルーツフード』という見た目が鮮やか過ぎる小鳥用おやつを食べ散らかしている。
クラは昨日から機嫌を直してくれて、放鳥時間に手に乗って出てきてくれるようになった。
動きの怪しいデコ・シズ夫婦は、そろって換羽の最盛期となっている。
みなそろって元気に、夏を迎え、秋になり冬になり、さらに春を迎えて欲しいものだ。
【余談~飼鳥団体への期待をこめて~】
飼鳥団体、飼鳥クラブとは、飼鳥家の集まりのことだ。飼鳥家とは何か、当然鳥を飼っている人のことだが、実際に各地に存在しているらしい飼鳥団体の多くは、多少なりとも生体販売で利益も得るような繁殖家、いわばプロの地域的な親睦組織で、実利的には会員相互の種鳥の交換などを行うのが目的のため、一般の飼い主には閉鎖的なものになっていることが多いようだ。つまり、生産者団体であり消費者団体ではないと言って良いかと思う。
一方で消費者であるところの一般の飼い主に開放された団体もあり、例えば東京ピイチク会では、春秋には東京で一般にも開放された展覧会を催されており、参加される一般の飼い主の方も多い。入会も随時可能なので、興味があるなら・・・、と気軽に紹介したいのだが、残念ながらホームページが無いのである。以前、おそらく二度、公式らしきホームページを見たのだが、いずれも短期間で閉鎖されてしまった。閉鎖の理由は皆目わからないが、せっかくオープンな活動をされているのだから、入会案内と催事案内くらいはネットで公表するべきだと思う。さらにあえて厳しく言えば、ネットが普及している現在、公に活動する団体でありながらそれをしないのは、怠慢である。「誰でもいらっしゃい、案内もお代もいらないよ。でもどこで開催するかは案内しないもんね」とか、「誰でも何時でもお入んなさい、会費払えばその場で会員だよ。でも連絡先は教えないからね」とか、常識的には有り得ない。
何故そういったことを、会員でもない無関係な人間が、ブログに書かねばならないかと言えば、あいにく私のホームページは完全にクローズしていないので、何を間違ったのか(鳥に詳しければ飼鳥団体にも所属しているはずだと、素朴に考えるのか?)、問い合わせてくる人がいるからだ。確かに、ずいぶんと昔、東京ピイチク会に入会のご案内をお願いしたところ、実にご丁寧なご返信を頂戴していたので、その折に入会費や年間会費を納入していれば、今もピイチク会会員であったかもしれない。しかし、いろいろ考えがあって、そうはしなかった(会費が惜しかったわけではないぞ!)。従って、『なぜオレに聞くんだ!』『なぜ案内くらいネットに出さんのだ!』と、あまり考えずに気安く他人に物を尋ねる人や、尋ねられるに決まっているのにそれに対する用意を怠っている団体に対し、腹を立てても罰は当たらないと思う。些細だが、迷惑をこうむっているのは確かなのだ。仕方がないので、催事の案内ページを載せられているホームページやブログを紹介し、お近くなら一度催事にお越しになってはいかがですか、とそれなりに「お近く」のくせに、一度も行ったことがない人間が勧めねばならない滑稽な事態となる。
会の公式でなくても、会員なら勝手に受付窓口を作ってしまえば良いのではなかろうか。普通に知り合いに聞かれたら教えるのだろうから、同じことである。それでも筋を通したければ、役員をしている人に一言断っても良いだろうし、しっかり了解を受けずにはいられなければ、無闇ににネットを怖がっている中心メンバーがいたとしても、迷惑は掛けないと説得すれば済むはずだ。是非とも、ネットを利用される会員の方は、ご自分が所属されている団体が、オープンな集まりとして当然必須とされる処置を講じるように、ご努力賜りたい(ドメイン取ったとしても、表紙と案内ページと入会ファームを作って1時間とかかるまい)。
なお、東京ピイチク会以外にも一般飼い主に解放され、ホームページで実にフレンドリーに会員を募集されている団体も存在するので、紹介しておく(当然のように私は会員ではなく、まるで無関係)。
兵庫県姫路市 全日本洋鳥クラブ http://web1.kcn.jp/bonafide/
奈良県大和郡山市 やまと愛鳥会 http://yamatoaityoukai.hp.infoseek.co.jp/
これも以前に指摘したことだが、同じ小鳥を愛する者でも、その愛し方は一様ではないので、しっかり区別しないと、何かしら裏切られた気分になることにもなると思っている↓。
http://www.cam.hi-ho.ne.jp/bun2/mondai/mondai19.htm
繁殖家をプロと見なして、尊敬の念の抱くのは素朴であり、実際小鳥を愛し、その小鳥の飼鳥としてより美しく完成した姿を求め、また広めようと努力されている尊敬されるべき人も多いはずなので、間違っているとは言えない。しかし、収集癖という個人の欲望の赴くまま飼育する鳥種を増やすだけの「鳥キチ」は、大昔から多く存在するところであり(むしろそれが標準的であったかもしれない)、また、品種改良マニアとも言うべき異品種交配を実験的に行った挙句に(このタイプは他人が何人も実証している交配でも自分で試さないと気がすまない)、その結果としての『雑種』を平然と市場に出して恥じることが無い、はた迷惑な身勝手人間が、その中に含まれていないとは言えないのである。
昨日、文鳥の繁殖農家の話で「廃用」の話に触れたが、育て、一緒に生活をともにし、そのペット動物の老後も死にも家族として寄り添う、といった感覚では、大量生産も系統立てた繁殖も改良もしくはその真似事も、おそらく不可能である。そういったプロと思いたければ思っても良い一般的ではない人たちが、「廃用」としなければならない鳥たちも、アマと言えば言えるに違いない一般の飼い主にとっては、大切で貴重な生命以外の何物とも思えないのが、現代ではむしろ普通だ。従って、もし、生体の一般無料頒布をプロ的な人なり組織が行えば、それが動物愛護法上疑義がある行為か否か以前に、少しは知識のある飼い主なら、「廃用」の押し付けではないかと疑い、不信感が募らせる基にもなる。
「廃用」の押し付けが事実で必要な行為であるとしても、「廃用」文鳥と言えどたった3歳だ。まだ数年繁殖も可能な壮年なのである。誤魔化さず、プロ的な立場では飼育できなくなる理由を明示して、自分たちとは違う感覚を持つ一般の飼い主に引き受けを依頼すべきであり、その橋渡しを行う組織として、飼鳥団体が大きく一般的に門戸を広げて存在して欲しいものだと、私は思っている(その指向性を持たない団体は不要だと信じている)。
それぞれの立場で、価値観は異なり、ニーズも異なるのは当然なので、過去がどうであれ、今現在は一方に偏ることのないバランスのとれた飼鳥団体が、全国的な組織として根付き、日本の飼鳥文化を担って欲しいものだと願っている。
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