派手に水浴びをするエコと見学するノッチ・イッツ
箱巣からつぼ巣に交換するための準備を進めている。空いたカゴとスペアのカゴをすべて使用し、入れ替える形で一気に行うつもりだ。換羽の気配が濃厚なので、これを期に一気に抜け替わり始めるのではないかと思う。
決行は、明日は用事があり、明後日はヨメの引越しなので、7日を予定している。準備万端にしておこう。
【余談~「シロ」か「ハク」かの命題~】
さて、昨日の白文鳥の読み方の話の補足をしておきたい。
『ザ・文鳥』で「ハクブンチョウ」とだけ書かれているのに疑問を持ってはいるが、この点について『ザ・文鳥』が特殊なわけではない。例えば、昔から存在する飼育本(1978年『かわいいブンチョウの飼い方』)も、白文鳥の読みは「ハクブンチョウ」なのである。
しかし、同じ古い飼育本でも、 「シロブンチョウ」とするものがある。やはり1978年に初版が刊行された『ブンチョウ』は、白文鳥を「シロブンチョウ」とした上で、「別名ハクブンチョウ、あるいはこれを略してハクブンなどと呼ばれます」としているのである。
この「ハクブン」という略語の存在が示唆的だ。「シロブン」より「ハクブン」の方が発声しやすいので、繁殖家などの経済動物として文鳥を多数飼育する人々が、「ハクブン」という言葉で呼び慣らしていたため、その口語が、正式な品種名の読みに「ハクブンチョウ」とする基になったように思えるのだ。「ハクブン」と略さなければ「ハクブンチョウ」なので、結果、桜文鳥や並文鳥と整合性のとれない「ハクブンチョウ」となってしまうわけだ。これは、白文鳥が珍重され、多く飼育繁殖された名残と言えるかもしれない。
なお、試しにグーグルでそれぞれを検索すると、「ハクブンチョウ」667件に対し「シロブンチョウ」は1520件で。「シロブンチョウ」が2倍以上検索される。それが、実際の読み方の比率と同じとは言い切れないが、どちらの読みも並存していることは確かだろう。もちろん「ハクブンチョウ」で覚えたら、それで何の問題も無いのだが、普通に「シロブンチョウ」と読むことも忘れないでもらいたいところだ。
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