水浴びをもくろむオッキ
今日のオッキは、水浴び器へ自分で接近し、しばらく逡巡してから入り、すぐに出ようとして自力で這い上がれず、バタバタしているところを飼い主に助けられ、それも当然、という顔でプリプリとお尻をふりながら遠ざかっていった。
食欲は旺盛だ。しかし、やはり胆のう腫ならどうしようもないだろう。備忘のため『小鳥の飼い方と病気』(高橋達志郎)にある、文鳥の胆のう腫についての説明を抜き出しておこう。この一般向けの本は1990年の発行で、小鳥治療の日本における草分けである著者は、すでに故人でもあるが、胆のう腫はまだ克服されていないようだ。残念なことだ。
「なんとなく腹部が大きいのに気づいて、お腹の毛を吹いてみると、お腹の中に内出血しているかのように、中心よりやや右よりに青色のしこりを発見することがあります。圧しても痛がらず、ただ青色のインクを入れたように一部が腫れてみえるだけです。だんだん大きくなるにしたがって動きがにぶくなり、ときどきお腹を気にして自分でつっついたりします。
フンは全体に白っぽく太くなることもあり、えさが粒のまま出てくることもあります。ときには普通とほとんど変わりない場合もあります。青色のしこりを発見してから、だいたい半年から一年以内に落鳥します」
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