イブの様子をうかがうノッチ
ノッチとイッツは、そろそろ生後2ヶ月になる。ヒナ換羽は着実に進行しているが、まだ、オスかメスかは不明だ。
このくらいの時期は、おとな文鳥に付きまとうもので、特にオスになるヒナは、特定のオス文鳥に、しつこくしつこくしつこくしつこくしつこ~く付きまとい、そのさえずりを真似する。つまり、弟子入りなのだが、何しろ気持ちよくメスにさえずっていると、その弟子が間に入って、さらに感極まって自分の上に乗ってきたりするのだから、師匠にとっては迷惑な話だ。当然、邪魔扱いして「ギャルル~!」突きを入れて追い払うのだが、あいにくその刺激で付きまといの衝動は一層激しくなるらしい。
つまり、一番態度の悪いオスが、若鳥の関心の的になる可能性が強いのだが、我が家の場合は、みな態度が悪いので、ノッチもイッツも師匠を決めかねているようだ(両方召すという可能性は無いと思うのだが・・・)。とりあえず、今現在、ノッチはキューに関心を持ち、イッツはノコリに魅かれている気配だが、今後どうなるか、楽しみなところだ。
【備忘】
以前、文鳥の遺伝についての話でご案内頂いたHP『文鳥飼育の一例』さんのブログ、時間と頭の余裕が出来たら、よくよく検討しようとブックマークに入れておいたのだが、時間はまだしも、頭の余裕はむしろ徐々に失われ、どうしようもないと観念し、なかなか立ち寄れないでいたのであった(草葉の陰から「申し訳ありません」)。
先日、偶然立ち寄ったところ、文鳥についてお調べになったことがたくさんあり、感心というより感動したのであった。特に白文鳥の起源へのこだわりを持ったアプローチは、実に素晴らしい。
問題は、アルビノも白い文鳥に相違なく、アルビノは必ず時折発生するものなので、白い文鳥がいて珍重されていた史料があったとしても、それは白文鳥の起源とは断定できない点にあるのだろう。また、部分的な羽毛の白化個体が出現するのは必然だが、部分白化を代重ねで徐々に拡大させるという、何となく牧歌的というか文系的な足し算で考えそうなことを、遺伝学などの科学で説明するのは、不可能に近いことのように思える。
とりあえず、今後も各地のローカル史料が電子化されて公開されていくはずなので(民主党のレンホウさんたちに仕分けされてしまうかな)、いろいろ新たな発見を期待したいところだ。特に注目すべきは、やはり愛知県と、江戸時代は文鳥の繁殖が盛んだった岡山県であろうか。文鳥好きの郷土史家の皆さん、無責任に期待しております・・・。
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