シンさんの独身生活続く

 

空中浮遊する白文鳥(シン)
空中を浮遊するシンさん

 シンは、相変わらず紳士的にマキやシズに付きまとうだけで、妻に先立たれたオス文鳥にありがちな、強奪愛に走るようなことをしない。
 彼には、ヒナたちがメスなら、好みの姿に育つはずだから、今から親切にしておくべきだ、とアドバイスしているのだが、あいにく全く通じず、ヒナたちを蹴散らして回っている。おそらく、ああいった微妙な色合いは嫌いなのだろう。もちろん、メスで独身のシナモン文鳥ニッキを、いまだに毛嫌いしていて、近づきもしない。
 彼の独身生活は長くなりそうだ。

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