イッツとアト
今夜も、ダメ親として夜遊びに連れ出すことになるのか、と思っていたら、賢い子供たちは、T字止まり木に並んで待っていた。夜遊びの時間を覚えたようだ。これは、喜ぶべきなのか悲しむべきなのか・・・。
文鳥の飼育で、太陽が昇れば起き、沈めば寝る、が正しいとするのは、いかにも教条的だ。もちろんそれで問題ないし、立派ではあるが、残念ながら、それでは現代人、特に勤め人と一緒に暮らすのは難しくなる現実を知っていれば、そういったことを声高に主張できないものと思う(「~出来なければ、飼い主の資格は無い」などと言うのは、世間を知らない戯言。飼い主の資格以前に、社会人としての常識が問われてしまう)。
鳥にしろ人間にしろ、自然なサイクルで生活するのは健康的に相違ないが、それを実践しなくても、不健康とまでは言えない。健康上問題があるのは、不規則な生活の方で、人間の都合で、今日は夜更かし、明日は早寝、と生活サイクルを混乱させる方が問題があるだろう。夜更かしなら夜更かしで、毎日ほぼ一定に夜更かし、そしてほぼ一定に朝寝坊、を習慣化してしまえば良いと思う。
日中室内で遊ぶより、夜遊んだ方が良い面もある。日中は、ドアや窓が開いて、文鳥を迷子にしてしまいがちだが(文鳥は家出を企んではいないので、「逃げた」わけではない。保護者である飼い主側の不注意で、迷子にしてしまったのである)、夜は来客も少なく、この物騒な世の中では、普通戸締りをしているはずなので、間違いが起きる可能性は低いのだ。万一の場合も、夜目は利かない文鳥が、明るい室内から、真っ暗な屋外に飛び出す可能性は限定的なのだ。
さはさりながら、午前様に文鳥をつき合わせるのも、どうかなと思う。せっかく、本来日の出とともにピーチクパーチク元気に鳴く小鳥を飼ったのだから、特に職業上の必要が無いのなら、少し早めに寝て、朝早く起きる習慣を身に付けるのも、飼い主の健康のためになるように思う。どんなに朝寝坊したくても、新しいエサを待っている文鳥を思えば、寝床から這い出さざるを得ないのが、飼い主のはずなのだ。
では、おやすみなさい。
コメント