初飛行と洗礼と

 

孵化29・30日目の文鳥ヒナ
イッツとノッチ

 午前中、ノッチが何の脈絡もなく羽ばたいて宙に浮き、そのままテーブルの下へ軟着陸した。初飛行だ。続いてイッツが20cmほど、飼い主に向かって飛んできた。微妙なところだが、羽ばたいたので、初飛行と認定しよう。
 午後、飛べるまでに育った姿を、ご先祖のオッキ様に見てもらうことにした。・・・散々であった。左手て湯漬けエサを食べるオッキは、イッツを握った右手が近づくや否や、電光石火の早業で、この愛らしい子孫の頭に喰らい付き、数本の羽毛を引きちぎって見せたのだ。手痛い洗礼を受けたイッツは、おびえて袖口にもぐりこみ、頭かくして尻隠さずの状態となった。これを教訓に、ご先祖を大切にしてもらいたいところだ。

 ヒナたちの成長の陰で、いろいろな事態が進行している。まず、ノッチの母であるシューは、ケロッとした顔ですでに8個産卵していたし、イッツの祖母のシズは、他に先駆けて換羽になったようだ。
 そして、テーブルに降りるようになって間が無いニッキは、今夜水浴びもしてのけた。これからも、どんどんやりたい放題してくれそうだ。

水浴びするシナモン文鳥(ニッキ)

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